厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、1日の塩分摂取量の目標は成人男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。しかし、高血圧や慢性腎臓病の方などは、さらに少ない量を心がけなければなりません。塩分を摂りすぎると、高血圧・心臓病・脳卒中などの生活習慣病のリスクが高まることが知られています。無理なく塩分をコントロールする方法は、以下の通りです。

• 調味料を減らす
• 加工食品を控える
• だしを活用する
• 減塩調味料を使う

料理の際には、醤油・味噌・塩などを控えめにしましょう。漬物・ハム・ソーセージなど、塩分が多い加工食品を控えるのもおすすめです。料理にだしを使うことで、塩分を控えめにしても味が薄く感じにくくなります。塩分を控えるためには、だしを上手く活用して醤油や塩を減らすのもおすすめです。市販の減塩醤油や減塩味噌なども活用しましょう。

自炊が苦手な場合は、冷凍おかず便を使う方法もあります。減塩タイプやカロリーを抑えたメニューが充実しているところもあり、塩分を控えたい方にもおすすめです。しかし、いきなりすべての食事から塩分を完全に排除するのは難しいかもしれません。まずは、少しずつ意識して無理なく続けられる減塩生活を目指しましょう。